母の日がある5月は、日本古来の暦で言えば夏の始まり。 そして懐かしい唱歌にも歌われた緑茶の収穫時期です。 冬を越えて芽生えたみずみずしい若葉で作った新茶が味わえるこの季節、お母さんと一緒に薫り高いお茶を楽しみながら母の日を過ごしてみてはいかがですか?
ご存じの通り、5月第2日曜日の「母の日」はアメリカ発祥。 では日本古来の暦で母の日に近い時期にあるのは何かご存じですか? 答えは「立夏」と「八十八夜」。立夏は1年の太陽の黄道上の動きを24等分して決めた「二十四節気」の一つで、夏の気配が感じられる日のこと。 一方「八十八夜」は季節の移り変わりの目安「雑節」の一つで、立春から数えて88日目のことです。 2021年は立夏が5月5日、八十八夜は5月1日です。「八十八夜」というと、あの歌が浮かぶ人も多いでしょうね。 そう、「♪夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る…」で始まる文部省唱歌「茶摘み」。 歌詞の通り、八十八夜、日本の5月は夏を間近に控えた、緑茶の収穫の季節です。つまり母の日はお茶の旬まっただ中。 薫り高い摘み立てのお茶は、春~初夏のギフトに最適なんです。
そもそもお茶は日本では平安時代から飲まれ続けている非常に長い歴史を持つ伝統食品です。 それだけの歴史を持ちながら、現代でもお茶は決して限られた人だけのものではなく、老若男女に広く愛され、本当に幅広く好まれています。 また茶葉の収穫時期や製法によって、煎茶、番茶、ほうじ茶など多種多様な種類があるのも大きな特徴です。 最近は缶やペットボトルの「緑茶飲料」が市民権を得ていますが、農林水産省の調査(2005年)では、緑茶飲料より自分で茶葉から入れたお茶の方を好む人が30歳代では54%なのに対し、70歳以上では96%に達します。 また緑茶を「ほぼ毎日飲む」と答えた人も30歳代では74%ですが、60歳代で90%、70歳以上では92%と年齢と共に上がっていきます。 つまり私たちの「お母さん世代」は、「茶葉から入れたお茶を毎日飲む」のが習慣と言えますね。
5月の母の日前後に摘み取られるお茶は、「新茶」「一番茶」と呼ばれるものです。 お茶は通常、年に4回(4月終わり~5月初め、6月中頃~7月初め、7月終わり~8月初め、9月終わり~10月初め)摘み取られ、それぞれ一番茶、二番茶、三番茶、四番茶と言い、一番茶だけを新茶と呼びます。 寒い冬の間に蓄えた栄養を使い、最初に芽生えた茶葉、それもみずみずしい若葉を使う一番茶の味、香りは格別。 お茶は母の日のいつもと違うギフトとしてぴったりです。 母の日当日には、丁寧に入れたお茶をお母さんと一緒に飲めば、更に素敵な贈り物になりますね。
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