相手が好きなものを選べるカタログギフトは、引き出物などで大活躍。 相手の好きなタイミングで好きなものを、という現代らしい距離感が支持されて、近年はお中元としても贈られるようになりました。 しかし、「カタログギフトはマナー違反」という声もあり、お中元にカタログを贈ることをためらうケースも見られます。果たして本当にお中元のカタログギフトはNGなのでしょうか?
お中元にカタログを贈るべきではないという意見の理由は、 「贈る相手に商品を選ばせるのは失礼」 「贈る品物を選ぶ手間を省いているのが失礼」 「本来持参すべき挨拶の品であるお中元を郵送した上、選ばせるのが失礼」 というものです。
一方で、自分で選べるカタログギフトなら、たくさんお中元をいただいても品物が重複しない、嫌いな食べ物や飲めないアルコールを贈られて持て余す必要がない、など「カタログギフトが嬉しい」という声も少なくありません。 つまり、カタログギフトはマナー違反ではありませんが、慣習を重んじる方のなかには快く思わない方もいるということ。ケースバイケースでうまく使い分けていきましょう。
目上の方やお世話になっている上司にお中元のカタログを贈るのが不安、という場合は、手紙やお花を添えて届けてみてはいかがでしょう。 手紙は季節に合った便箋を選んでしたためるだけで、日頃の感謝を伝えることができる優れもの。お花は、カタログギフトだけでは失礼になりそうなケースや、特別お世話になった方へのプラスαとしてオススメです。
カタログギフトは、ブランド品の食器やバッグから、エステやアクティビティのような体験型ギフトなどさまざまなラインナップが魅力ですが、お中元用として人気なのは、やはりグルメ関連のカタログ。 老舗の逸品や名店のスイーツ、ちょっと贅沢なお肉や魚といった特別感のある食材が掲載されたカタログは、手にとって眺めているだけで楽しくなってしまうことでしょう。
大手百貨店のオンラインサイトでは、カタログ番号から注文できる商品が掲載されています。 またファッションなどを主に扱う通販ショップでも、お中元(サマーギフト)のカタログを販売しています。 それぞれに商品の特徴が少しずつ異なるので、相手の好みに合いそうなカタログをピックアップしたいもの。感謝の気持ちを伝えられるよう、選びましょう。 カタログギフトは、相手の都合や好みに合わせて感謝や日頃のお礼を伝えられる、現代的なお中元です。 多様なライフスタイルが混じり合う今、お中元もさまざまに変化していくのかもしれませんね。 お中元ギフト特集はこちら