「夏バテ」という正式な病名はないそうです。 しかし、「夏負け」や「暑気あたり」などといった類語があるくらい暑さによる体調不良は確かに存在します。 対策としてはエアコンの利用など環境作りや睡眠、運動などがあげられますが、ミネラル、ビタミン、良質なたんぱく質などの摂取も予防効果が高いもの。 お中元でいただけるおいしいグルメの中から、夏バテを防ぐ効果が高そうなものをさがしていくことにしましょう。
昔からうなぎは疲労回復に効き、特に夏バテ対策にうってつけだと言われてきました。医学的な面からもそれは裏付けられています。 うなぎはエネルギーの代謝に関わるビタミンB群が豊富です。また、ビタミンAも多いので皮膚や粘膜を健康に保ってくれます。感染症(夏風邪など)の予防としても効果的なのです。 さらに、老化を予防するビタミンEも豊富。これで紫外線対策にもばっちりです。 お値段は張りますが、安心・安全な国産うなぎを選びたいものですね。国産の養殖うなぎの名産地は鹿児島県、愛知県、宮崎県、静岡県などです。 ちなみに、うなぎは脂質も多いので夏バテで胃疲れしている時には慎重にしたほうがいいという声もあります。そこを気にするなら天然うなぎが理想的です。天然うなぎは養殖のものと比べ、あっさりとした脂がのっています。天然の本マグロと養殖の本マグロの関係にも似ていますね。
豚肉は吸収効率に優れた良質なたんぱく質が豊富です。 疲労回復にはビタミンB1が効果的ですが、豚肉は食品類の中でもトップクラスの多さを誇っており、なんと牛肉に比べて約10倍も含んでいます。また、レバーには水溶性ビタミンB3(ナイアシン)が牛肉の約2倍~3倍含まれています。主要産地は鹿児島県、宮崎県、千葉県ですが、日本全国でご当地ブランドの豚肉が出荷されています。 お中元としてはロースステーキ、ロースみそ漬け、角煮などの他に、ごだわりの豚肉をふんだんに使った豚まんや餃子、ソーセージなど加工食品も多く取り扱われています。
蝉の鳴き声、花火、海水浴。夏の風物詩は人それぞれですが、そうめんを思い浮かべる方も多いはず。 氷水の器に浸した白くて細いそうめん。ツユにつけて口に入れればひんやりし、ツルツルとした喉越しです。食欲が減退しがちな真夏には、そうめんならば体が喜んで受けつけてくれることでしょう。昔から暑い夏の食卓に頻繁にのぼってきました。 そうめんはあっさりとした味ですので、料理のアレンジがしやすいのも魅力です。ビタミンを補う意味でもトマト、ナス、キュウリなどの夏野菜とのアレンジはいかがでしょう。シンプルにそうめんつゆをぶっかけ、ごま油で香りづけをし、できればショウガやミョウガで味のスパイスを効かせると味のグレードも上がります。あるいは豚肉の冷しゃぶを添えて、たんぱく質を補うのもいいですね。 お中元ギフト特集はこちら