なぜクリスマスツリーはモミの木?本物のクリスマスツリーの魅力とは

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モミの木

冬が近づくと心が浮足立つクリスマスシーズンには、クリスマスツリーを思い浮かべる人も多いでしょう。クリスマスツリーと言えば、もみの木が使われることで有名ですが、なぜもみの木なのでしょうか?クリスマスを彩る飾りにも、実はそれぞれ理由があるのです。今回は意外と知らないクリスマスツリーに使われるもみの木の魅力や飾りの意味についてご紹介します。

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なぜクリスマスツリーはもみの木が使われるの?

クリスマスツリー

クリスマスを彩るシンボルの中でもクリスマスツリーは別格の存在です。アメリカなどの本場ではもみの木が使われるクリスマスツリーですが、なぜもみの木なのでしょうか?

クリスマスの由来

クリスマスは、キリストの降誕祭です。もともとゲルマン系のお祭りから始まったとされています。クリスマスの始まった時期は明らかにされていません。
しかし一説によると、12月25日は日照時間が伸び始める「冬至」とされ、「光」とされるキリストに相応しい日だと考えられたようです。また、他の宗教や政治を尊重した日ともされています。

クリスマスにもみの木のツリーを飾る理由

キリストの誕生を祝うクリスマスには、もみの木を飾ります。クリスマスにもみの木をツリーとして飾るのは、もみの木が常緑針葉樹だからです。
厳しい冬が訪れる土地でも葉が枯れて落ちることなく、色鮮やかな緑を楽しめるもみの木は、昔から強い生命力の象徴とされました。
力強く葉を茂らせる姿から、もみの木を神聖なものとしたのです。
また、創世記でアダムとイヴが口にしてしまった知恵の実であるリンゴの木の代用としてもみの木にオーナメントを飾り始めたことも由来とされています。
中世のドイツではもみの木に小人が宿っていて食べ物や花を飾ると人に力を授けてくれると信じられており、このこともクリスマスツリーにもみの木を使うようになった由来とされています。
日本も含め、世界にもみの木は52種類程ありますが、クリスマスに飾られるのはもみの木の若木です。本場のアメリカやカナダでは、シーズンになると専門の販売者から木を買うことができます。

クリスマスの由来について詳しく知りたい方はこちらをチェック!

クリスマスのモチーフやツリーの飾りつけが持つ意味

クリスマスツリー 飾り

クリスマスツリーに飾り付けられるモチーフはたくさんあります。ツリーのてっぺんに飾るトップスターや杖の形をしたキャンディケーンには、それぞれどのような意味があるのでしょうか?

クリスマスの飾りつけの意味とは?

ツリーの最上部で輝くトップスターは、東方の三博士がキリストの誕生を知らせ、ベツレヘムに導いたとされるベツレヘムの星です。
杖の形を模した赤と白の縞模様が可愛いキャンディーケーンは、羊たちを導く羊飼いが持つ杖です。
ベルは、吉報を知らせることを意味する「福音」を意味します。
天使の飾りは、聖母マリアに受胎告知をした大天使ガブリエルを表しています。
また、ツリー全体を明るく彩るイルミネーションも「光」とされたキリストを象徴しているのです。

クリスマスリースに使われるヒイラギの意味とは?

クリスマスリースに欠かせないヒイラギは、葉に鋭い棘を持ち色鮮やかな赤い実を結ぶ樹木です。常緑低木であるヒイラギは、雪が降る冬でも変わらない美しい姿を楽しむことができます。
クリスマスに欠かせないリースにヒイラギが使われるのは、ヒイラギの特徴に意味があるからです。
葉に棘のあるヒイラギはキリストの茨の冠に例えられます。赤い実はキリストの血を、クリスマスにも色褪せることのない緑は強い生命力を意味しているのです。

サンタのソリを引くトナカイにはどんな意味がある?

サンタが乗るソリをトナカイが引くイメージは、北欧で生まれました。極寒の地でソリを引くトナカイは雌雄関係なく立派な角を持ちます。角はとても大きいため、北欧にはトナカイの角が翼のようになって空を飛べるという逸話があるのです。
本気を出せば時速80㎞で走れるため、雪原を勢いよく走る姿が本当に空を飛べそうと思われたのかもしれません。
また、「聖ニコラスの訪問」という詩には、サンタが乗るそりを引くトナカイの姿が描かれています。

本物のもみの木のクリスマスツリーの魅力とは?

鉢植え「育てるクリスマスツリー ドイツトウヒ」

クリスマスにはプラスチック製のクリスマスツリーでも十分楽しめますが、より本格的に楽しみたい方は本物のもみの木を飾ることがおすすめです。では、本物のもみの木にはどんな魅力があるのでしょうか?

【魅力1】まるで物語に出てくるクリスマスツリーのよう

緑が美しい本物のもみの木を飾ることで、まるで物語に出てくるようなクリスマスを楽しむことができます。子ども時代に海外の明るく色鮮やかなクリスマスツリーに憧れを抱いた人も多いのではないでしょうか。
クリスマスの飾り付けを施した本物のもみの木がリビングにあれば、自然と家族が集まり、聖夜もより賑やかで楽しいものになります。天然の木であるため、1つとして同じ形のものがないのも個性豊かで魅力的と言えます。

【魅力2】毎年大きくなり、成長を楽しめる

もみの木は成長が早く、大きくなる木であるため、育てる楽しみや成長を楽しめるのも魅力です。地植えでもみの木を育てると地下に根を張るため、1年で20~40㎝程度生長します。お子様と一緒に大きくなるもみの木を見守ることもできるでしょう。鉢植えの場合は高さを調節しやすいため、お庭に広いスペースが無い場合は鉢で育てるのがおすすめです。
クリスマスが近づけば家族みんなで飾り付けることができるので、毎年の恒例イベントにもなります。
またもみの木は丈夫であり、成長すれば5m以上にもなる木です。子どもがもみの木のように大きくなるように、立派になるようにといった願いを込めることもできます。

【魅力3】生木ならではの針葉樹の香り

花はもちろん、木にもそれぞれ独特な香りがあります。マツの仲間であるもみの木も針葉樹ならではの香りを楽しむことができます。
もみの木は油の多い木です。特に「α-ピネン」という物質が多いため、ヒノキや柑橘系にどこか甘さを含んだ清々しい香りがします。
芳香油などの薬としても用いられるため気分をリフレッシュしてくれるだけでなく、抗菌や免疫力向上にも効果的とされています。

もみの木(ドイツトウヒ)のお手入れ方法

お手入れ イメージ

ドイツトウヒはもみの木の仲間で、本物のクリスマスツリーといえばこの木を指すことが多い人気の品種です。
置き場所や水やりなど、一般的な育て方のポイントをご紹介します。

  • ・耐寒性が強く涼しい気候を好みます。暖地の平野部でも栽培可能ですが、夏は風通しの良い涼しい場所に置いてください。
  • ・庭植えにする場合は、夏に気温が高くなる地域では水はけをよくし、適湿な場所に植えつけます。大きく育つので、生育後の大きさを考え、あらかじめ十分なスペースを確保して植えつけます
  • ・鉢植えや、庭植えでも植えつけてから2年未満の株は、土の表面が乾いたらたっぷり水をやってください。

まとめ

モミの木

クリスマスツリーにもみの木が飾られるのは、冬でも葉が枯れないため強い生命力の象徴と考えられてきたからです。
またツリーを華やかにするトップスターはベツレヘムの星といったように、ツリーの飾りにもそれぞれ意味があります。
もみの木は、成長を家族で楽しんだり爽やかな香りを楽しむこともできる木です。クリスマスには、本物のもみの木を飾ってより本格的なクリスマスにしてみてはいかがでしょうか?

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